Mac と HUAWEI nova lite 2 で Android 開発環境を構築する方法
はじめに
Mac + Cordova で、Huawei nova lite2 にアプリをデプロイするまでにハマったので、解決方法のまとめ。
TL;DR
- nova lite2 本体をデベロッパーモードに変更
- システムレポートから Vendor ID を抽出
- adb の設定を変更して再起動で OK
目次
環境・条件
1 | $ sw_vers |
- HUAWEI nova lite2
- 型番:
FIG=LA1
- ビルド番号:
FIG-LA1 8.0.0.148(C635)
- EMUI:
8.0.0
- Android:
8.0.0
- 型番:
詳細
事象
nova lite2 を接続して cordova run android
でデプロイしようとしたが、エミュレータにしかデプロイされなかった。
adb devices
でも cordova run --list
でも、HUAWEI nova lite2 が表示されず、そもそも認識されていない模様。
1 | $ adb devices |
解決方法
実際の作業はこの順番でやってない(都度調べて試した)ので、すべてやらなくても解決するかもしれない。
nova lite2 をデベロッパーモードに変更
そもそも出荷時の状態だと、開発できるモードになっていないようなので、以下の手順で設定を変更する。
設定
→システム
→端末情報
→ビルド番号
を連続タップ- USBPort の変更
- 電話アプリで
*#*#2846579#*#*
を入力 1. Background Settings
→2. USB Port Settings
→Google Mode
1. Background Settings
→3. AP LOG Settings
→Open
- 電話アプリで
- USB デバッグ許可
開発者向けオプション
→USBデバッグ
- PCと接続したら(?)「このパソコンのRSAキーのフィンガープリント」が表示される
常に許可
にチェックして OK
- PCと接続したら(?)「このパソコンのRSAキーのフィンガープリント」が表示される
開発者向けオプション
→充電専用モードでADBデバッグを許可
- その他
開発者向けオプション
→スリープモードにしない
デバイスを認識させる
Vendor ID の抽出
- 左上リンゴマーク →
この Mac について
→システムレポート
を起動。 ハードウェア
→USB
で接続中の端末を探す製造元ID
をメモ
1 | FIG-LA1: |
adb 設定変更
~/.android/adb_usb.ini
に追加する。
1 | # ANDROID 3RD PARTY USB VENDOR ID LIST -- DO NOT EDIT. |
adb
を再起動。
1 | $ adb kill-server |
adb devices
, cordova run --list
で確認。
1 | $ adb devices |
まとめ
- nova lite2 本体をデベロッパーモードに変更
- システムレポートから Vendor ID を抽出
- adb の設定を変更して再起動で OK
参考文献
- HUAWEI nova lite2 でUSBデバッグを有効にする方法 - なんとなく
- Macのadbで認識されないAndroid端末を追加する手順 - Qiita
- Cordovaを使って、Androidの実機実行するまで - Qiita
- macにUSB接続されたAndroid端末の情報を取得する方法 | MIZUTANI KIRIN
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